七色セツナ。2【完】

第12章 花火大会の夜 /目を覚ませ。





「・・・駅南のホテルに行った」


虎太朗も恭弥も、動かなかった朱羽も、
一斉に蒼夜を見た。


「さっき、連絡がきた。

繁華街のエリアは、花凛ちゃんの親が務める
グランドホテルがあるだろ?

あの辺に連れて行って、
万が一、知ってる人にでも見られたら、
花凛ちゃんが、かわいそうだって……」


ホテルと聞いて、
絶望的な顔をした3人だったが


「・・・ぐっすり、眠っているってよ……」


恭弥の体が震えだした。


「・・・すごく、綺麗だったんだ。

浴衣を着て、髪を結って
いつもと違う化粧をして……

からかったら、真っ赤になって……

花凛ちゃんは...

あんな奴らが、
勝手に触っていい子じゃないんだ……」


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