七色セツナ。2【完】





「あの子は、不思議な子だよね」


「・・・蒼夜さんに
花凛は、どう映ってますか?」


コタが蒼夜に、
2本目のウーロン茶を持って来て聞いた。


「確かに、年の割にしっかりしているようだ。

気も利くしね……

雰囲気は大人っぽいけど、笑うと年相応で少女だ。

だけど……」


「?」


「・・・淋しそうだ」


「!!」


「時々見せる、素の表情は……

孤独を感じさせる。

それが何故かは、分からないけど」


「あ...」


朱羽が言葉を発した。


そして立ち上がると、自分が座っていた
ソファを、思いっきり蹴った。


「朱羽!?」


蒼夜もコタも恭弥も、朱羽を見つめた。


朱羽は
一点を見つめたまま、立ち尽くしている。


「・・・俺は……」


「朱羽?」


「・・・約束を破った……」


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