七色セツナ。2【完】





「テツヤか……

上手くやってるか?」


「ああ、頑張ってるみたい。

それより……」


蒼夜の声が低くなると、
やっと恵衣が顔を上げた。


「あの女」


「女?」


恵衣は分からずに、聞き返した。


「ほら、blueから追い出した女」


「ああ、馬鹿な女な」


「・・・行方不明らしい」


「この辺には、居られなくなったからだろ?」


そう言って、煙草に手を伸ばした恵衣が
火を点けるのを待って、蒼夜は口を開いた。


「確かに、あの時に居た奴らは
各地の責任者クラスだから、
夜天使の土地では御布令が回って、
居られなくなっただろうね。

でも。

テツヤの嫁が、
連絡だけは取っていたらしいんだ。」


「・・・ああ、ダチだって言ってたか?」


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