七色セツナ。2【完】




・・・まだ
そのパラソルのテーブルに座ったままで
4人の歩く背中を見つめたまま
恵衣が、ボソッと言った。


「……なあ、蒼夜」


「うーん?」


「俺は、今まで目の前に出された物しか
食って来なかった」


「うん。

この前も、そう言ってたよね」


「だから...

それまでの行程が、分からねェ」


「恵衣……」


「嫌われるのが怖いなんて...

俺はガキか」


「……」


「朱羽が言ってたな。

地盤を張ってるって……

まさか
その行程を、弟に教えられるなんて……」


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