七色セツナ。2【完】

第13章 Guardians(守護者たち) /side 虎太朗







side 虎太朗



「生ビールと、ジントニックと、
ドライ・マンハッタンですね。」


「あとね、花凛ちゃん」


「ふふ。

じゃあ山本さんが、
時給を払ってくれるんですか?」


「払うよ!いくらでも払うよ!」


「お給料は、オーナーから
ちゃんと頂いているんで、大丈夫です。

では、すぐにお持ちします」


「えええ……花凛ちゃーん」


花凛の手首の痣は消えてきて、
またバイトに戻って来た。


このバイトに慣れてきた花凛は、
こういう客の、あしらいにも慣れてきて……


・・・いや、そういうのに慣れるほど
人気があるのが、ムカつく。


「ねえねえ、真季乃ちゃん。

花凛ちゃんって、彼氏いるの?」


・・・おい、カウンターの客もかよ。


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