七色セツナ。2【完】

第13章 Guardians(守護者たち) /Wing of the King





「珍しいね?

こんな時間に……」


目の前に置かれたコーヒーからは、
海の香りに負けないくらい、芳醇な香り。


海岸通り沿いにある、木造の小さなカフェ。


『serf』(サーフ)


カウンターと、テーブル席が4つ。


店内と同じくらいの広さがある
ウッドデッキには、5席。


今日は、パラソルは閉じられているが
目の前の砂浜に設置された、3席のひとつが
数日前に、恵衣と花凛が座った席。


恵衣は今、ウッドデッキの一番海側の席に
一人で座っている。


2人が座った、そのテーブルを見つめて。


ラフな服装で、髪もセットされていない。


「ああ、仁。

悪いな」


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