七色セツナ。2【完】

第13章 Guardians(守護者たち) /花凛の想い





「・・・コタ、痛い」


渡辺の前から連れ出したコタは、
いつの間にか
花凛を掴む手に、力が入っていた。


「・・・あ、悪い」


やっと手を離した
ここは、建物からも
ビーチバレーをやっている場所からも外れ、
辺りには、誰もいなかった。


「何やってたんだよ?あそこで」


「あ……

ジュースを買いに行ったの。

そしたら渡辺くんが来て、ちょっと喋ってた。」


「なにを?」


「……」


「嫌なこと、言われたのか?」


「ううん!

そういうのじゃない、けど」


「けど?」


「このパーカーが、朱羽のだって知ってて……

なんで、着てんのかって……」


「……」


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