七色セツナ。2【完】

第13章 Guardians(守護者たち) /side 花凛







side 花凛



「ん...」


私、眠ってた?


・・・あの日。


あの、連れ去られた日。


あの日は
恵衣さんにお酒を飲まされて、眠れたけど...


あの次の日から……


ぐっすりと、眠れた事はなかった。


眠ろうとすると、どうしても
あの時の事が、頭を過ぎる。


あの男たちの手の感触、笑い声が響いて...



ゆっくり目を開けると...


目の前に、恭弥の顔があった。


男のクセに、綺麗な顔。


長い睫毛が羨ましい。


左手は頭の下を通り、後頭部を押さえ
右手は、腰をきつく抱きしめている。


少しでも動けば、唇が触れてしまいそうな距離。


ちょっとこれは...





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