七色セツナ。2【完】





「・・・俺って、なに?」


「……え?」


花凛の瞳を、真っ直ぐに見られない。


「・・・俺って……必要なのか?」


オマエにとって、俺って……


「・・・どこか行くの?」


「は?」


予想もつかない言葉を聞かされた。


「昨日、昼間に2人で話した時と同じ。

どうして、そんな顔してるの?」


気付いたからだよ。


「コタは...

どこかに行っちゃうの?」


「どこかって……」


「辛そうな顔してる……。

何が辛いの?」


「・・・どこにも、行きたくねーからだよ」


「行かないでよ」


「は?」


「学校も、バイト先も、楽しくないよ。

コタがいないと」


「!」





俺は、思わず花凛を抱きしめた。


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