七色セツナ。2【完】

第11章 夏休み、突入 /終業式




桜蘭高校1学期、終業式の今日。


天気は快晴。


まるで空が
明日からの夏休みを喜んでいるような
青空が広がっている。


もう朝から20℃は越えていて、
走れば汗を掻く程に、気温は上がっている。


のに。


「ヤバいー」


花凛は、バス停から走っていた。


「教室行ってたら、完全に間に合わない!

直接、体育館に行こうかな……」


体育館で行われる終業式に出るには、
教室に寄っていたら、間に合わないと考えた。


「そもそも昨日の夜……

ハア……やめよう」


S駅で待っていた、強との会話を思い出し、
走るのをやめた。


途端に、体が怠くなる。


もう一度、ため息を吐きそうになった時ー


「篠原さん?」


後ろから、声を掛けられた。


振り向いた先にはーー


0
  • しおりをはさむ
  • 69
  • 3432
/ 380ページ
このページを編集する