七色セツナ。2【完】

第11章 夏休み、突入 /Oneself true





単車が停まった海辺は、
二つの海水浴場に挟まれた岩場で
松林があり、誰もいない場所だった。


「暑くねーか?」


「松林の日陰があるし、海風が吹いてて気持ちいい。

こんな所があるんだね?」


コンクリートで出来た、
砂浜まで降りる、小さな階段の上に座る。


モナカのアイスを、半分こにして食べ始めた。


「バイトは、何時からだ?」


「オープン前でいいって言ってたから
19時までに行けば、大丈夫」


「そうか……

送って行くから……

作ってくれねーか?」


「ん?」


「お前の料理が食いたい」


「私の?」


「誕生日に、オマエの手料理が食いたい」


「フフ。いいよ?

誕生日じゃなくても、いつでもいいのに」


0
  • しおりをはさむ
  • 70
  • 3597
/ 380ページ
このページを編集する