七色セツナ。2【完】

第11章 夏休み、突入 /side 朱羽







side 朱羽



blueへ着くと
花凛は、裏口から店に入って行った。


俺は、阿部家のガレージに単車を停める。


店の駐車場を借りる手筈だったが、
いたずらでもされたら困ると言われ、
ユヅルさんの配慮で
自宅のガレージを、借りる事になった。


店に行ったら、まずユヅルさんに
お礼を言わねーと……


ガレージから、店の正面入口にまわる。


店のドアを開けようとしている、
男の背中が見えた。



ーー俺の脚が、止まった。




・・・まさかーー




俺は、一歩一歩
大地を確かめるように、ゆっくり進んだ。




・・・まさかーー




あの背中は...



視線に気付いたのか
男が、ゆっくりと振り返る。


・・・俺が、いつも見ている背中


「よう、朱羽」





・・・俺が、越えられない男ー


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