やっぱり、キライ!【完結】



お腹を空かした恭介の限界が来てすぐ近くにあったファミレスで昼食を食べることになった。



「恭介のお母さん、良い人だね」


メニューを見ながら恭介に言う。


「そう?」


「うん、恭介は幸せ者だよ」



私が笑って恭介を見れば、少し切なそうにする恭介。


「メニュー決まった?」


どうしたの?と聞こうとしたら恭介はいつもの顔に戻って言う。


「あ…うん」


それから店員を呼び、注文してお互いの料理がくるまで待っていた。


その間も恭介はいつも通り笑ってた。



それは料理が運ばれてきて、家に帰るまでずっとだった。



「ねえ、恭介」



家に着き、私はゆっくりと口を開いた。


「何?」


「恭介はお母さんが嫌いなの?」


私がこんなことを聞いても良いのか、わからないけど。


どうしても、恭介のあの顔が引っかかる。



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