やっぱり、キライ!【完結】




以前の生活に戻る?


って言っても、私の住んでいたアパートは解約されたわけだし。


私はどうなるんだろう。


「千尋、メニュー何?」


キッチンで調理していると放置した恭介が起きてきてカウンターから身を乗りだし聞いてくる。



「クリームシチュー」


私はルーが入っていた箱を恭介に渡す。



「楽しみにしています」


恭介は嬉しそうに笑ってソファーに座りテレビを観だした。



「恭介、寝てる時さ何か言った?」


ゆっくりと鍋の中をかき回しながら恭介に尋ねる。


「何で?」


恭介は私を見る。


それも真剣な顔して。


「いや、変な夢見たから私が寝ている間に恭介が耳元で何か言ったのかなと思って」



「どうだろうね」


そう言って恭介はまたテレビを観る。


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