やっぱり、キライ!【完結】

episode:5 /想い溢れる高熱日




バレンタインデーを2日後に控えた今日、私は未だに何をあげようか考えていた。


「いいや、ガトーショコラで」


散々悩んだあげく、結局彼が美味しいと言ってくれたガトーショコラを作ることにした。


そして、全然起きてこない恭介の元へと向かう。


「恭介、朝だよ」


体を思いっきり揺さぶっても反応がない。


私はため息をついて、今度は掛け布団をはぎ取ろうと手を伸ばした。


けど、逆にその手を恭介に掴まれ、


「ちょ…きゃっ、」


ベッドの中に引き入れられた。


目を開ければ恭介が私に跨がり、私を見つめている。


「ちょ…何、すんの」


そう聞く私に恭介は笑いかけ、どんどんと顔を近付けてくる。



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