やっぱり、キライ!【完結】

episode:∞ /彼と彼女の葛藤



side恭介


珍しく早く目を覚ませば、隣で気持ちよさそうに眠る彼女が目に入る。


遠回りをしてやっと想いが結ばれてから随分と経ち月日も変わった。


俺にぴったりとくっつく彼女の頬にキスをすれば、愛しくてたまらない。



こうした日々がずっと続いてほしい。


それが今の俺の願い。


――…


「なら、結婚しろ」


呆れた顔をする樋口はコンビニで買ってきたおにぎりを豪快に食べる。


俺は最近、千尋がお弁当を作ってくれるようになり朝昼晩と彼女の手料理を食べれることになった。


「結婚、ねぇ」


「お前元々、結婚する気でお見合いしたんだろう?相手はまさかの想い人っていう運命的な出来事に恵まれたんだ。

そんな彼女と想いが通じ合ったんだからプロポーズしたらどうだよ?」


そういえば、あのお見合いは親父に勧められたんだっけな。

届いた相手のお見合い写真を見て、驚けずにはいられなかったのを今でも覚えている。


「プロポーズ、3回もしたんだよ」


俺は大きくため息をついた。



0
  • しおりをはさむ
  • 751
  • 1812
/ 329ページ
このページを編集する