やっぱり、キライ!【完結】

episode:SS /彼には適わない





「千尋、ただいま」


「お帰り」


会社をつい先日寿退社をしてきて、1日中家にいる私。


今までは恭介が会社まで迎えに来てくれるのが当たり前だったから、


こうして玄関先で彼をお出迎えするのは新鮮で且つ、照れくさい。


憧れだったシチュエーションでもあるけど、まさか自分がやるなんて…



「"ご飯にする?お風呂にする?…それとも私にする?"……は無いわけ?」


靴を脱ぎ、私の耳元で囁く恭介の声に体温が一気に上昇する。


「ば、馬鹿じゃないの!
そんな台詞なんて言うわけないじゃん」


「顔真っ赤」


クスクスと笑う恭介に手を引かれ、リビングへと入る。


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