心惹かれる甘い誘惑【完結】

心惹かれる甘い誘惑 /幸せいっぱいのひと時






side樋口慧





「あ、樋口さん樋口さん!!ペンギン!ペンギンが泳いでます!」



今日、22歳になった彼女はどこをどう見ても小学生くらいの女の子にしか見えない。



「泳ぐだろ、ペンギンなんだから」




大はしゃぎな沙菜に俺は至って冷静。


入り口入った瞬間から俺を置いてどんどん歩いて色々見ている沙菜。



土曜日だし、家族連れやカップルとかがたくさんいて今だって沙菜が嬉しそうに見ているペンギンのとこも人だかりが出来ている。


それなのに埋もれることなく上手に見ている沙菜は



「樋口さん、見てください。
今水に飛び込んだのがイチロー君とタロー君ですよ」


と言って俺の腕を引っ張りガラスの方を指差す。




「可愛い」




そう言って嬉しそうにする姿は本当、子どもみたい。





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