心惹かれる甘い誘惑【完結】

▼after story /The promise ahead of the future a little.







「…よし、開けるよ」



私はそう自分に言って私はドアに鍵をさす。


ガチャっという音がし、私はゆっくりドアを開ける。



「お邪魔します…って誰もいないんだけどね」



付き合って丁度1年。



慧と自然に呼べるようになり、敬語も使わずに話すことに慣れてきた頃。



慧が先日、今まで住んでいたマンションから引っ越しをした。




"沙菜の実家に近い方が沙菜も来るの楽かなって思ったから。いつでも遊びにおいで"



そう言って私に新しい合鍵をくれた慧。




私も住んでいた前のマンションの合鍵は結局いつも慧が迎えに来てくれたりして一度も使うことはなかった。




だけど、ついに合鍵を使う時がきた。



付き合って丁度1年の今日はお互い仕事も休みで、しかも明日からの土日も休みだから旅行に行くことになり、朝から出掛けるはずだった。





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