女子高生自伝㊤〔完〕
第6章 中学2年生 /3節 夏休み
「少しは落ち着いた?」
そう優しく声をかけてくれたのはもちろん雪成。
あの後泣き止まない仁奈をずっと抱きしめ続けてくれた。
嗚咽で喋れない仁奈を気遣い何があったか問いただすことはなかったが
仁奈の姿に何があったのか想像がついている感じだった。
しばらくすると特効服の男が手配した車が到着し、
仁奈は雪成に体を支えてもらいその車に乗り込んだ。
もちろん隣りにはずっと雪成がいてくれて
終始手を握り、
空いた手は仁奈の肩を抱き、自分の胸へと抱き寄せた。
雪成の腕の中はすごく暖かく居心地がよかった。
心臓の音は少し速いなぁと耳を済ませてみた。
雪成の匂いは
あの時のままだった。
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