女子高生自伝㊤〔完〕

第6章 中学2年生 /5節 前田さん

次の日。




ー♪ー♪ー♪ー♪



雪成からメールが届く。







「やっば!あと5分で着くって!!」



仁奈は巻いた髪にスプレーをかけ、バランスを見る。




香水をつけて



グロスをつけ直していると



雪成からワンコが来た。







ーガチャ…



「おはよ~♪」


家の前にはチャリにまたがった雪成が待っていた。



「あれ?雪成…」


雪成の髪の毛は元の真っ黒に戻っていた。



その姿を見ると夏休みは終わったんだと妙に納得できた。





「仁奈の港三のブレザー久しぶりに見るな」



ブレザーが嫌いな仁奈はもっぱらもらった他校のセーラーを着て遊ぶことが多かった。




仁奈が雪成の後ろに座ると自転車は軽快に走り出した。




お互い制服姿は久しぶりだった。




「みんな仁奈が来たらびっくりするかな?」



「つーか、2人で登校してる方が突っ込まれるんじゃね?」



「確かにー♪」





雪成の通る道はなつかしいとさえ感じてしまった。




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