女子高生自伝㊤〔完〕

第6章 中学2年生 /6節 不調

そして3学期が始まった。



仁奈の保健室生活もあと3ヶ月となった。



「三浦~」


いつも通り保健室に顔を出すと三浦の姿はなかった。



視線を感じたので横を向くとやっぱり眼鏡ちゃんだった。





「眼鏡ちゃんあけおめーことよろー」


仁奈は新年の挨拶をした。



「あけましておめでとう…」


眼鏡ちゃんはそう小さく返してくれた。




「三浦は?」


眼鏡ちゃんに聞く。



「出張みたい…」


眼鏡ちゃんはまた小さく返した。




今日は三浦がいなくて暇なので仁奈は一日中眼鏡ちゃんにちょっかいを出した。




「何年なの?」


「3年…」



なんと眼鏡ちゃんは仁奈の一つ上だった。




「え、そーなんだ」


仁奈は変わらずでかい態度を取り続けた。




「あ、受験?」


「………」


「だからいつもノート広げて勉強しているわけねー」



眼鏡ちゃんは何も答えなかった。




「つーかさ、勉強とかだやくね?仁奈ぜってぇー高校行く気ないもん」



仁奈は一人で永遠に喋り続けた。


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