女子高生自伝㊤〔完〕

受験なんて一瞬だった。



5教科も?なんて思っていたけど


今までの監禁生活に比べればこんな時間ほんの一瞬に過ぎなかった。




あっぱらぱー子だった仁奈にしてはわりかしペンが進んだ方だと思った。




これで落ちてたら今度は堂々とカリスマニートになってやる。



そのくらい余裕な感じがした。




外には親父の車があった。



親父は朝からずっと駐車場で見張っていたらしい。




仁奈も大変だったが


仁奈みたいな娘をもった親も親なりに必死だったのかもしれない。





「逃げないで頑張ったな」



親父が携帯を返してくれた。



携帯はまた電波が三本に戻っていた。




これで仁奈は自由な生活が戻ってきた。



なぜかホッと力が抜け



そのまま車で眠ってしまった。




寝ながら仁奈はなぜか涙を流していた。




そのくらいこの日々は



本当に辛いものだったー。


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