女子高生自伝-最終章-[完]

第1章 高校2年生 /1節 痛みのわかる人

「もうこのまま浜石戻るぅ?」


雪成の供養の帰り道、時計を確認したまこちゃんが前を見たまま仁奈に聞く。



「んー…まだ時間的に早いかな?それに帰りは車校寄るって言ってあるし、今日はそんなに急がなくっても大丈夫だよ」


朝早く出たせいと今日は病院の用事がないせいか予定していた以上に時間はあまってしまった。




「どっか行く?」

「んー……」


下手に知り合いに目撃されてもまずいしなぁ。





「うち来る?」


「まこちゃん家!?」


「どーせウロチョロできないんでしょ?」


「行く!!!!」




さすがまこちゃん。

わかってるぅ♪



「楽しみ~♪」


まこちゃん家ってどんなんだろう。


乙女な感じ?

ピンクとか!?


金あるし、いいとこ住んでそう~。



仁奈は気掛かりだった雪成の供養を無事終え、スッキリしたのかテンションは急上昇だった。






「ここよぉ」


しばらくして雑草と砂利だらけの青空駐車場に車は止まった。



仁奈は車から降り、草を掻き分けながらスタスタ前を行くまこちゃんの後を追いかけた。



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