女子高生自伝-最終章-[完]

第2章 高校3年生 /7節 最終決断

一週間後。


長いようであっという間だった。


結局ずっと考えてるようで何にも浮かばなかった。


やっぱり一週間あっても二週間あってもきっと同じだったと思う。


結局翔には何にも話せなかった。


むしろ婚姻届の話から逃げるので精一杯だった。



今日、仁奈は病院ということを告げてはいない。


GPSで見張られてることはわかっている。


別にいい。



とりあえず一人で出した答えを先生に伝えれれば自分の中にもけじめが生まれる。


そしたらきっと翔に話す勇気も出るはず。




「斎藤さん、どーぞ」


仁奈はゆっくりと立ち上がる。


一週間とくにこれといって何にも浮かばなかった。


それはやっぱりこれ以上の答えが仁奈の中に浮かばなかったから。



「斎藤さん。どうされますか?」


仁奈は真っすぐ前を見て先生の瞳を見つめる。


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