女子高生自伝-最終章-[完]

第1章 高校2年生 /2節 仲間

暦はいよいよ3月を過ぎ、高校2年生でいられるのもあと一ヶ月未満となった。



バイトと車校のダブル予定を終えた仁奈はいつものように翔の家へと帰ってきた。



ちょうど翔がどこかへ出かける準備をしていて、聞くとまた、いつもの“タケ”の名前が返ってきた。


仁奈は翔を見送り、ママが作ってくれたご飯を一人、部屋へと持ってくる。


それをちょうど食べ終わる頃、仁奈の携帯がせわしなく鳴った。



「綾子だ…」


画面には“綾子”と表示されていた。


綾子からはたまに「元気~?」と暇電がきた。


あの事件以来、唯一綾子とだけは電話やメールで繋がっていた。


仁奈は一人で暇だったし、ちょうどいいとルンルン気分で電話に出る。




「やほ~!!!!お久ぁ~」


仁奈はテンション高めのアホ声MAXでヘラヘラと電話口へと出た。



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