女子高生自伝-最終章-[完]

『い、嫌だ…ふざけんな…仁奈!どこにいる!?言え――――――!!!!』


「もう無理なの……」


『い、嫌だ…に、仁奈―――――』


「もう翔のことは愛してない。…ハァ、ハァ、翔のことは好きじゃない――」


『それでもいい……それでもいいから―ッッ!頼む…傍にいてくれ…俺の人生にいてくれ―――――』


仁奈も涙を流しながら懸命に首を振った。


「仁奈には仁奈の人生があるの……翔の…翔の人生では生きられない…自分の人生で息したい!幸せになりたい!幸せになりたいの!!!!」


電話の向こうからは“いやだー”と泣き叫ぶ翔の声が響いた。




「翔。さようなら……元気でね……」

『―仁ッッ』


―ピッ………




これで


終わった―――――――



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