女子高生自伝-最終章-[完]

第2章 高校3年生 /最終章 始まり

数日後。


―ピンポーン…


「はい!あら?仁奈ちゃん!!!!」


仁奈は土居家にいた。




「ママ……」


それは詫びるため――。



「ママの大切な一人息子なのに……本当に、本当に…ごめんなさい!!!!」


―ポン


頭を下げる仁奈にママは温かい手を乗せてくれた。


「中に入って!久しぶりに一緒にお茶しましょう」


ママは優しく笑ってくれ仁奈を中へと招き入れてくれた。


仁奈のせいで翔が逮捕されたのは事実だった。


警察に訴えるのなんて簡単だった。


だけどそれを安易にできなかったのはやっぱりママや翔の後ろにいる家族を思ってだった。



「はい、どーぞ」


ママが温かいお茶とお菓子を差し出してくれる。




「ほ、本当にすみませんでした!!!!」


仁奈はママの前で再び深く頭を下げた。


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