女子高生自伝-最終章-[完]

第2章 高校3年生 /2節 トラウマ

気がつくと白い天井が見えた。


「仁奈ちゃん!?」


声がする方を向くと翔のママが心配そうな顔をして仁奈を見ていた。


「あれ……どこ?」

「病院だよ」


またか。


あのあと店の人がすぐに救急車を呼んだとか。


すごい騒ぎだったらしくいつも翔が飲む店の店長も現場に駆けつけ、すぐにママへと連絡を入れてくれたらしい。


とうの本人は泥酔状態のままボコボコの車を無免で運転して帰ったらしい。


つくづく最低な奴と思い出しただけで涙が出た。


右の頭がズキズキ痛む。


仁奈の顔と頭の右半分は包帯で覆われていた。


キーンとずっと耳鳴りもしていた。



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