空が涙を流した日[完]

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試験期間に入っても私の生活はあまり変わらない。流石に生徒会の仕事は強制ではなくなるけれど、生徒会室に足を運ぶのを止めたくなくて。あの場所が先輩と関われる唯一の場所であることも大きい。



「会長、受験生なのに生徒会室に居て大丈夫なんですか」


「今までここに居てやってこれたから」



試験期間にここに来る役員はほとんどいない。だから自然と会長と二人きりになることになる。


いつものあの三年生の教室ではない場所で二人きりというのは、なんだかいけないことをしているようで。それは私が下心を持っているから、なのだけど。



「あのさ、」


「はい」


「前から気になってたんだけど、佐山のその俺の呼び方を変える基準って何?」





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