高1になった心春は小学校まで隣に住んでいた蒼と出会う
。中学校の頃蒼が引越した為離れ離れに…
幼稚園の頃交わされた約束を心春は思い出せないままでいた

「来いよ」




彼はそう一言だけ言うと右手を差し伸べてきた



私は彼の手をとると懐かしいきもちになった




………幼稚園の頃もこんな事あったっけ






彼は私の手をしっかり握ると歩き出した





ずんずん、ずんずん森を抜けてく






抜けた先には沢山の向日葵の姿があった







「綺麗な所だね」


「そうだろ。俺が見つけた秘密基地だから」


「ほんと…綺麗」


「お前覚えてるか?ここでの約束」





……………約束…………



したの?私が?





「覚えてねぇなら思い出させてやるよ」






「………っん」





その言葉が聞こえて気づいた時には

彼の唇と私の唇が重なっていた