I LOVE YOU【完】

第2章 /理由

ドア一枚の向こうには鳴海がいる。



そう思うと・・・・・やっぱり足が進まない。



どうしても会いたくなかった。

最低な行動をした鳴海なんか見たくない。



・・・・できることなら一生見たくない。





やっぱりあたしはダメみたいで、ドアの下にパンの入った袋を置いた。



カサッと音がしてしまって、鳴海に気づかれないようにそっと置いて。



・・・・ あたしはそこを立ち去った。




あたしは悪くない。


だからあたしがどうしようと鳴海には関係ないでしょ?


パン買ってやったからそれでいいでしょ?



あたしは自分にそう言い聞かせ、旧校舎の古い階段を降りた。




・・・もう顔も見たくないんだよ。



早く大夢の元に戻って、一緒に昼ご飯にしよう・・・と思っていたあたしの
携帯が─────



突然音をたてた。

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