I LOVE YOU【完】

第3章 /お誘い

─────放課後。


あたしは大夢にあらかじめ用事があると言って、金田に言われた通り校門に来ている。



このことをもちろん大夢にはくわしく話した。



『大夢、今日ちょっと用事あって一緒に帰れないやぁ・・・』

『はぁ?またかよ。また鳴海のこと?』

『いやー鳴海の友達に頼まれてさぁ・・・・』

『なにを?』

『好きな子に会いに行くのにつき合ってほしいって』

『はぁ?なんだよそれ。
まあ、鳴海じゃなきゃいいけどよ・・・』

『ありがとう!大夢!』




金田の恋事情を勝手に話してしまったことを申し訳ないと思う。



でも話したところで大夢は金田の恋愛なんて興味がないだろうけど・・・。




でも、鳴海がいるのはやっぱり許せないみたいだ。




「おーい!優菜ちゃーん!」



突然、金田があたしを呼ぶ大きな声が聞こえてきて、少し驚いた。



金田の大声は心臓に悪い。



振り返ってみると、



「ごめんごめん待った?!」



謝っているわりにはとっても笑顔な金田が息を切らして立っていた。



「いや、そんなに待ってないよ」

「はあっはあっ、よかった。てか疲れたわぁ」



金田は走ってきたようで、すぐに校門の壁にもたれた。

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