I LOVE YOU【完】

第3章 /カップル

そう言った金田に不機嫌な鳴海はもちろん、


「無理」


ピシャリとお断りする。



そんなハッキリ断られたのに、
そうなることをわかっていたらしい金田は、まだニコニコ笑っていて。



「頼む!奢ってやるから!」



顔の前で手を合わせてそう鳴海にお願いをした。



奢るって・・・・。

この鳴海がそれだけでオッケーするわけないじゃん、と金田に視線で送る。


でも金田は、大丈夫とでも言うようにあたしにウインクをした。



いや、鳴海は無理だって・・・と諦めかけていたら、



「行ってやるよ」



上から目線で鳴海が承諾した。


ええっ?!
いいのかよ!!

お前以外と単純野郎だったんだね!!


ビックリした表情で鳴海を見上げると、「なんだよ」という顔で見られた。



視線だけで、「お前単純だな」と伝えたけど、鳴海は無視しやがった。



「おし!なら行こうぜ♪」


ますますニコニコになった金田はファミレスに向かって歩き出した。



すると彼女はあたしたちに、ペコっと頭を下げて金田の横にまた並んだ。




彼女に頭を下げ返したあたしは、



「え?もう付き合ってんの?」



その光景を見て自然と疑問がこぼれた。




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