I LOVE YOU【完】

第1章 /警告





パシリ生活が始まって1週間。昼休みに鳴海のところへ行くのも随分と慣れてきた頃。



「今日鳴海んとこ行ったら、飯食わずにすぐ屋上来い」



大夢は唐突にそう言い出した。目を瞬かせるあたしとは反対に、大夢の目はどこか真剣だった。



「なんで?」

「ちょっと話がある」



話って何…?

具体的なことは教えてくれない大夢はそのままスタスタと歩いて行ってしまった。聞きそびれちゃった。


話の内容が気になりつつも、あたしはいつものように鳴海のパンを買いに購買に行く。



つい自分用のパンとジュースを買いそうになった手を慌てて引っ込める。



後で大夢になんか奢ってもらおう。







すっかり行き慣れた第五倉庫への道のり。軽快な足取りで階段を上り、廊下を少し進んで。

コンコン、とドアをノックをすれば。



「どーぞー」



いつもと同じ金田の声がする。あたしはそれを合図に中に入る。




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