下田君に振り回される。【完】

▽2 /秘密がある






今日は雲ひとつない晴天でとっても気持ちいい朝だった。梅雨の時期とは思えない素晴らしい天気。



だから気持ちよく家から学校にやって来たあたしは、気持ちよくあーちゃんに朝の挨拶をして。

ついでにとびきりの笑顔もつけてあげて。



「あーちゃんおは、」

「うおおおおおい!!あんた何やっとんじゃあああああ!!!」

「!!!!!」



ガっとあーちゃんはいきなりあたしの胸倉を掴んだ。


Yシャツのボタンが引きちぎれるんじゃないかと思うほどの勢い。どうすることもできずただ目を見開いていればあーちゃんはあたしに顔を近づける。



「あーちゃ、ちちちかっ」

「あんた下田と友達になったんだってえええ?!!?」

「、し、下田君がどうしたの、」

「ああん?!あれほど関らないように言ったんですけどあたし!」

「や、え、…」



背の高いあーちゃんがチビなあたしを掴み上げるから苦しかった。爪先立ちしてるし。足をつりそうだ。






0
  • しおりをはさむ
  • 294
  • 14845
/ 439ページ
このページを編集する