下田君に振り回される。【完】





衝撃的な事実…!あーちゃんがまさかあっち側だったとは…!




「だから当然牛丸があんたに告ったこと知ってんの。で、返事どうすんの?」

「…うーん」

「テスト終わったし言いなよ」

「…んー…」

「牛丸のこと好きじゃないわけ?」




真剣な声で質問されるが、好きとか嫌いとか、そういうことの前にいろいろ問題があるんだ。あたしは東さんから頼まれごとをされているんだ。



牛丸君の好きな人を聞いてきてと言われているんだ。こっちの方が大問題なのだ。


だけどこれをあーちゃんに言ったら、東さんのプライバシーを侵害することになってしまう。だから言えやしない。




「…そ、それよりもあーちゃん」

「あ、話変えた」

「あーちゃんさ、後藤君と仲良かったの?」

「は?」



こっそりと心の中で気になっていたことをようやく口にできた。しかし、‘後藤君’と言った瞬間にあーちゃんは眉根を寄せて小さく溜め息を吐く。




0
  • しおりをはさむ
  • 296
  • 15304
/ 437ページ
このページを編集する