下田君に振り回される。【完】




すぐ勘違いをするさすが赤点仲間の戎君に呆れて笑っていれば、下田君に呼ばれた。返事と同時に下田君に顔を向けると、視線がぶつかる。



下田君の髪もあたしの髪も揺れていた。




「もう、トモダチやめよ」

「え?」

「トモダチって関係は終わりにしよ」

「え、どういう…?」




混乱するあたしに下田君はたぶん今までで一番柔らかい笑みを浮かべた。




















「好きだよ」

「、」

「だから俺と付き合ってください」

「…下田君、」

「トモダチはもういいでしょ」










そう言って下田君はまた頬を緩めた。












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