下田君に振り回される。【完】





実際下田君に何かされたというわけではないし、そこまで心配する必要もないんじゃないかと思うのはあたしだけなのかな。


空中に舞う羽根を見ながらポツリと言葉を零す。



「…そこまで悪い人じゃないかも、」

「バカ言うんじゃない!悪い噂ばっかじゃん!この間はたまたま謝ってくれたけど、あんなの演技かもしれないよ!」

「…うーん」

「とにかくまた下田に話し掛けられそうになったらチーターのように逃げなさいよ!」

「…、」



チーターって。あたしそんなに足速くない。


いろいろと納得いかないことが多すぎてムッと頬を膨らませてあーちゃんを見据えていたせいで。



「緋奈ちゃん!ちゃんと点数入れて!」

「っ、あ!ごめんなさい!」



試合中の女の子たちから半ギレで注意された。




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