下田君に振り回される。【完】

▽2 /まず最初は





下田君と平々凡々でチビの女子がトモダチになった、という噂はすぐに学年中に広まることはなかった。



それもそのはず、あの日以来下田君と会うことはなかった。本当にトモダチになったのかさえ疑いたくなるほどだ。



下田君が授業に出ている日常は続くばかりで、もう下田君が教室にいても然程みんな驚かないらしい。


先生も普通に下田君に問題を当てたりするらしい。


下田君はそれにちゃんと答えられるらしい。



全部噂で聞いたことだから本当なのかは分からないけれど、おそらく本当だと思う。


あたしとトモダチになるあたり、最近の下田君はおかしいと思うからだ。何をしていてもそのまま受け入れてしまいそうだ。



たとえ体育でサッカーをしていたとしても。













「…、」



その日のあたしは体調が悪くて保健室に行っていた。だけど先生が不在で仕方なく待っていることにしたのだ。


呼びに行こうかとも思ったけれど歩ける程元気じゃない。



今は4時間目の授業中。朝から胃がキリキリと痛んでいたけれど、どうにか4時間目の途中までは頑張った。


途中本当に気持ち悪くて吐きそうになったけれど。








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