LEVEL

第二章 /おかえり





連れて来られた倉庫を出ると、白いバン型のいつもの車が停まってあった。




「え・・この車・・・」



なんでここにあるの?

って不思議に思っていると、キラが明るい声で、


「律さんがね、愛ちゃん乗せる車だ。って言って、キー置いてったんだよ」



って、ニコやかに話してくれた。



「運転は?」


「ん?俺だけど?」


「え!?大丈夫なの!?キラで!」


「酷い言われようだなぁ…まったく」


「だだ、だって…」


「俺、ちゃんと免許持ってるし、この車も何回か運転してるから」


「・・・・・ほんとに?」




疑っては無いんだけど、一応確認の為・・・



「ほんとだよ!!」


「ふーん・・分かった。帰りファミレス寄って行こ」


「お、おぉ」





お腹もペコペコ。


精神的に、かなり消耗してるよ。




「愛ちゃん」


「ん?」


「怖い思いさせて、ごめんな」


「…なんでキラが謝んのよ。いいからファミレス行こ!お腹減り過ぎて限界」


「・・・うん」




難しい顔をしたままのキラは、ゆっくりと車を発進させた。



0
  • しおりをはさむ
  • 415
  • 399
/ 478ページ
このページを編集する