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第二章 /理解不能









律が出て行ってから、リョウさんの頼んだお寿司が届いて、30分は経ったかな。


黙々とお寿司を頬張るリョウさんは、余程お腹が減ってたらしい。


私は、お腹が減る余裕すらなくて、律がどこへ行ったのか、何をしに出たのか気になってた。






「愛ちゃん」


「・・・」


「愛ちゃーん!」


「・・へ?」


「ハハッ、心ここに在らずだな」


「・・・」


「そんな顔しないでよ」






リョウさんの整った眉を下げさせる私の顔は、一体どんな顔をしてるんだろう。






「リョウさん」


「ん?」


「律は・・どこへ行ったんですか?」


「・・・」





嫌なことを聞かれたみたいな表情。


ほんと、泣きそう。






「私には言えない?キラが来てるって、さっき言ってましたよね?」


「や、うん…」


「キラが何?」


「・・・」


「律はどこに居るんですか?キラと何を・・・」


「・・・」





言い辛そうなリョウさん。


それでも気になる。


律は一体・・・






「律はCLUBに行ったよ」


「・・・え?」






本気で泣きそうになった時、リョウさんが口に出したのは、律の居場所だった。


それはなんとなくだけど、分かってた。


CLUBだろうなって。


確証が欲しかっただけ。





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