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第一章 /トモダチ








「立花さん・・・」


「見ないから泣いていいよ」


「え?」


「私でよかったら話も聞く」


「・・うぅっ…」


「葉山さん、いつも助けてくれようとしてたもんね」


「っ……あぁぁー・・」


「ちゃんと気付いてたよ?・・それで、頑張れてたのかも」


「立花、さん・・」


「ごめん、泣き顔見ちゃった…ハハッ」






大人しめの葉山さん。


私の席から一番遠い席にいる彼女は、あいつらにされっぱなしの私を見て悲しい顔をずっとしてた。


大人しい性格から、自己主張が得意じゃないみたいで、私が殴られた時や蹴られたりした時には席を立って、一応助けようとしてくれた。


そんな彼女に、少し励まされてたのも確か。




「立花さん」


「ん?」


「話、」


「うん。聞くよ?」





少しでも、助けてあげたかった。


なんも出来ないけどね。




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