地味子さんとストーカー君。【完】

第五章 : DV




玄関の扉を開け、中に入る。


「……お邪魔します」


夏子に続いて、賢介が部屋の中に入った。

この状態で沈黙しているのには、耐えられそうもなかった。

夏子は明るめの声で言う。


「えっと、コーヒーでも飲む?」


しかし,返ってくるのは冷たい返事。


「いらない。そんなことより……それ、なんだよ」


それ?


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