地味子さんとストーカー君。【完】

第七章 : お隣さんはストーカー




賢介が部屋から出て行ったあと、加藤さんは自分の部屋から湿布などを持ってきてくれた。

賢介に踏まれ、痛々しい痕の残った太ももに、加藤さんが湿布を貼ってくれる。

泣き止んだあと、ずっと黙っていた夏子が口を開いた。


「あ、りがとうございました……加藤さん」


色々とショックで、それだけ言うのが限界だった。


「それ、まず言うべきこと?あと、どこやられました?」


加藤さんは、夏子の太ももに湿布を貼り終えると、そう言って、もう一枚、湿布を取り出した。


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