地味子さんとストーカー君。【完】

第十三章 : 結婚する?




夏子の部屋に帰り着くと、いつかのように、尊は自分の部屋から湿布などを持ってきてくれた。

今回は前回より傷の数が多く、酷いものも多かった。

尊は辛そうな顔をしながら、痛々しい夏子の体の傷の処置をしてくれた。


「……よし、手当ては終わりです」

「ありがとうございました、尊さん」

「それじゃあ、俺、部屋でアクセサリーの感想、待ってますから。来てくださいよ?」


何かいたずらを仕掛けた子供のような顔をして、尊が言う。


「わかりました。ちなみに、中身って……」

「開けてからのお楽しみです。それじゃあ」


そう言って、尊は夏子の部屋を出て行った。


  • しおりをはさむ
  • 409
  • 648
/ 314ページ
このページを編集する