地味子さんとストーカー君。【完】

エピローグ: 隣人じゃなくなって




その日は珍しく、夏子の仕事終わりより、尊の仕事終わりの方が遅かった。

夏子は一人で帰宅し、夕飯の支度をして、プチプチを潰しながら、尊の帰宅を待っていた。

三十分ほど待つと、玄関の開く音がした、尊だ。


「ただいま、夏子」

「おかえり、尊。今日はお惣菜の余り、もらえた?」

「もらえた、もらえた。スーパーで働いてて、得したよ」


そう言って、袋にみっちりと詰まったお惣菜を見せてくる、尊。

そのお惣菜たちは、冷凍して、明日や明後日のおかずになる。


  • しおりをはさむ
  • 409
  • 648
/ 314ページ
このページを編集する