香坂さん家の孫娘─上─【完】

――――おまけ――――




「おいっ!いつまでくっついてんだよ!??」

「志乃離れろ!」

「ちょっと氷雨、志乃ちゃんと顔近い!」

「…もう放っといてやろうよ」


またしても私から引き剥がされた氷雨は、舌打ちをしながら私に視線を向ける。

何かと思って首を傾げたが、


チュッ


「っ、」


リップ音をたてて離れた唇に、大きく目を見開いた。


「あーーーーー!!!」

「しい!逃げろっ!!」

「氷雨ずるいよ!!志乃ちゃん俺ともチュー!!!」

「志乃。あっち行こう」


…うるさい。


何だか大人な志月に視線を向けたら、肩を竦めて呆れた顔をしていた。


「ふふっ……皆大好き」


紅蓮の蓮姫でよかったよ。


ありがとう。




―――――完結―――――


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