香坂さん家の孫娘─上─【完】

*3*

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私が綾女&鳳凰と一悶着あってから、1週間ほど経った。


「…これは酷いね」


そう言って私の靴箱を覗くのは、1週間前に仲良くなった小夜とその友人―茜(アカネ)―。


「アタシまじで嫌いなんだよね…アイツ」


眉を寄せる茜は黒髪ショートで、さばさばしていて少し口が悪い。

もし私に何かあれば、綾女を殴りに行くと豪語している頼れる友人。


「ガキか。こんなの」

「よく飽きないよねぇ…本当にもうイライラするなぁ」

「志乃、大丈夫か?」


嫌がらせはおさまるどころか悪化してるけど、心がポカポカしている私には全く響かない。


「うん、大丈夫だよ」

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