香坂さん家の孫娘─上─【完】

*4*

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目が覚めると、そこは自分の部屋だった。


色んな疑問が浮かんだし、とっくに登校時間の過ぎた時計を見て少しだけ焦ったが、見計らったかのように志貴が部屋にやって来て説明をしてくれた。


紅蓮の溜まり場で寝てしまった私は、志貴と志月に病院へと運ばれ、身体中の傷の手当てを受けて。

栄養失調と貧血、あとは身体のあちこち打撲…との診断を受けたらしい。


「お前点滴したんだぞ」


腕をまくってみれば、確かにその証拠があった。


「血管が細くてなかなかさせなくて。ぐりぐりやってたから見てて痛かった」


…だそうです。


で、大事をとって本日はお休み、ということか。


「……荷物」

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